※注意事項※この値引き方法は成功率が高いので、住宅転売目的の悪用は厳禁です。あくまで家族・人生の幸せのためだけにお使いください。
私達ビバ家は2017年から家づくり(ハウスメーカー・工務店選定と土地探し)を始めて、2022年に注文住宅会社と契約をしたのですが、ハウスメーカー・工務店回りを始めた2017年と、実際に契約しする注文住宅会社を決定した2022年では、多くのハウスメーカー・工務店で、建物の見積金額(概算見積書)が、10%~50%ほど値上がりしている結果となりました。
私達が家づくりを開始した際に、ハウスメーカーで第一候補にしていたヘーベルハウスは、2017年に見積りしてもらった際には、「坪単価100万円計算」でしたが、2022年に同じ条件で再度見積りして頂いた際は、「坪単価130万円計算」になっており、おおよそ約900万円も値上がりしていて、非常に驚きました。
この数年の値上げの理由としては、ご存知の通り、ウッドショックに、コロナ、ウクライナロシア戦争、物価の上昇などが関連しているのですが、私達は「本当に建てたい家」を建てるために、試行錯誤して、結果的に「850万円」の大幅値引きに成功しました!
我が家が、注文住宅の大幅値引きに成功した方法の中でも、住宅会社と値引き交渉をして関係が気まずくなることない、誰でも使える簡単な方法7つを、シェアします!
注文住宅で850万の大幅値引きに成功した7つの方法
ビバ家が注文住宅で850万円値引きを成功した7つの方法を紹介します。オマケで紹介する秘密の裏技は、ブログ後半部分に載せますので、そちらもぜひご覧ください。
私達が建てたい注文住宅の建築条件で、絶対に外せないものは5つありました。
①建物面積は4人家族なので32坪は欲しい(快適な家の広さの計算方法は★の記事を参照)
②南海トラフ直撃地域のため、耐震等級3+制震ダンパーをつける
③気候変動への対策として屋根断熱と太陽光発電を入れたい
④洗濯時間短縮のため乾太くんをつけたい
⑤トイレは2つ欲しい
色々家を建てるにあたって、夫婦で採用したい条件は沢山あったけど、どうしてもこの5つの条件は注文住宅を作るうえで譲れない条件だった。
この5つの条件は盛り込んだ希望通りの注文住宅プランで、私達は最終的に850万円の値引きに成功しました。
1)同じプランを最低3社に依頼し見積書を作ってもらう
よくある割高で住宅会社と契約しちゃうパターンが、「最初に行ってみた工務店・ハウスメーカー」の営業さんや会社の雰囲気がよくて、なんとなく「運命を感じた♡」と思って、勢いでそこの住宅会社に建ててもらおうと決めてしまうパターンです。
1社しか見積書・プラン作成をお願いしない場合には、「自分たちが建てたい家の相場」の感覚がつかめず、業者の言い値で契約することになってしまうので、大変もったいないです。
知り合いの紹介などで、最初から本命候補の建築会社が決まっている場合、「一応の合い見積もり」と、2社に依頼する人も多いかと思いますが、注文住宅のプラン作成は、最低3社に依頼し、見積書を作ってもらうことをオススメします。
どうしてかというと、2社のみの合い見積もりですと、双方相手方の値引きの様子をうかがいながらの値引きになるので、一度の値引き金額がしょっぱかったり、注文住宅値引きのスピード感が遅い。
3社以上に見積書作成を依頼していることを説明すると、実質「オークション」形式になってくるため、どの会社と施主が契約してくれるか・・・早い者勝ちのような状態に。
そのような場合は、どのハウスメーカー・工務店の営業さんも、頑張って注文住宅プランの値引きをしてくれますよ♪
2)標準仕様が充実している住宅会社を選ぶ
どの建築会社も、標準仕様が存在しています。標準仕様からの、グレードアップ・グレードダウンという形で、家の建物代金が決まってくるのですが、当然ですが追加料金のかからない標準仕様の段階で、高性能かつ標準設備モリモリの住宅会社を選んだ方が良いです。
建物の金額を抑えるために、最初から「ローコスト」の建築会社ばかりを選定する方がいると思いますが、(ビバ家も最初はそうでした!)ローコストの建築会社は、標準仕様が最低ランクすぎて、オプション料金が掛かってくるのが当たり前・・・ということも多々あり、結果として、優良なハウスメーカー・工務店よりも、同じ条件で建てる場合に割高になることがありますので、注意した方が良いです。
注意)値引き交渉を積極的に行う注文住宅会社・営業担当には要注意
「あなただけ特別に値引きします」
「今日契約してもらえたら、○○万円値引きします」
と言ってくる住宅会社や、営業がいたら要注意です。
そもそも、そういった強引な値引き方法してくる営業は、成績の悪い地雷営業の可能性が大なので、一緒に家づくりしていくことになったら、様々なトラブルが待ち受けていることでしょう・・・。
また、「倒産」リスクの高い、売り上げの悪い住宅会社は、無理やり契約しようとしてくるため、そういった住宅会社の倒産などに巻き込まれ契約してしまうと、夢のマイホーム計画が、地獄になります・・・。
3)別で設計料のかからない工務店・ハウスメーカーを選ぶ
工務店・ハウスメーカーによっては、家の設計・デザインを外部の建築士に依頼する会社があります。人によっては家づくりに設計事務所を入れて、こだわりのあるオーダー住宅を作りたい方もいるので、ダメではないですが、社外の建築士の設計代金がかさみ金額は多くかかります。
特に、別途で建築士に設計が依頼される場合は、設計料として100万円~500万円程度が追加費用で載せられることが多く、設計料に関しては、契約を万が一キャンセルする場合に返金されることが無い場合がほとんどです。
よって、自社で設計士を抱えており、設計ができるハウスメーカー・工務店を選ぶと、自分が建てたい注文住宅を100万円以上値引き出来ます。
4)ランニングコストのかかるコスパの悪い住宅設備はやめる
ランニングコストのかかるコスパの悪い住宅設備はやめることは、契約の見積りも値引きできますし、住んでからの維持費の節約にもなります。
ランニングコストのかかるコスパの悪い住宅設備の代表格といえばベランダです。団塊世代などが住宅を建てる際に、ベランダ付きで建てるのがブームになったそうですが、彼らの多くはメンテナンスを怠っている人ばかりのようです。ベランダを設置した場合は、10年に一度の防水処理をしないと、住宅の雨漏りの原因になります。バブル期~2000年前後に建てられた家で、雨漏りしている家は、ベランダが原因の家が多い様子です。
ベランダは2畳ほどの普通サイズを新設する場合、工事費込みで約50万~80万円が費用の相場になるので、間取りにいれないだけでそれだけの大きな値引きが可能です。また、ベランダの防水処理は10年に1度、ベランダ(床面積4〜10平方メートル)で防水塗装をする場合に費用が5〜30万円かかるので、将来的にかかってくるランニングコストも削れます。
5)住宅会社の一番付き合いのあるメーカーの設備を入れる
住宅会社の一番付き合いのあるメーカーの設備は、一番多く卸しているため、値引きが効くことが多いです。例えば我が家を建ててくれた建築会社は、パナソニックの住宅設備を多く採用している会社だったため、他の会社の最低ランクのキッチンと、パナソニックの中間ランクのキッチンが同じ金額という現象が起こりました。(定価だと30万円くらい違った)
そのため水回り系設備など、強いこだわりがなければ、住宅設備を決めて見積もる際には、各住宅会社に「一番のお得意様」メーカーを確認して、見積もってもらうと、お得意様価格で住宅価格から大幅に値引きされることがありますよ。
6)「いつか壊れるもの」は必要最低限の金額ランクにする
キッチン、トイレ、お風呂などの水回り設備は、住宅設備で最もお金の比重の高い箇所です。最終的な家の坪単価は、これらの設備で変わってくるということを、どこのハウスメーカー・工務店を回っても聞きました。キッチンだけでも安いキッチンだと80万円前後、高いキッチンだと300~500万円ほどするものもあります。
ですが、キッチンもトイレもお風呂も、結局は消耗品。
いつかはリフォーム・買い替えが必要になります。早ければ耐用年数の10年後に買い替える方もいますし、快適に使用したければ20~30年程で新品に買い替えるリフォームが必要になります。
よって、水回り設備などは「いつか壊れる」ものとして、よほどのこだわりが無ければ、自分たちが必要だと思う機能を最低限盛り込んだランクの設備にすることで、注文住宅全体の価格が値引き出来ます。
【裏技】業務用の設備にするのもアリ!
大幅値引きにつなげるならば、最低限の機能がついている・アパートなどの集合住宅向けに卸している設備にするのもアリです。年間数棟しか建築しない小さな工務店さんだとメーカーに卸してもらえないかもしれませんが、ある程度の規模の工務店・ハウスメーカーでしたら業務用の設備を取り入れることは可能です。
業務用のトイレでも必要最低限の機能はついていますし、数年でモデルチェンジ・機能は進化しているので、我が家は消臭機能・洗浄機能も業務用のトイレで十分快適に使えていますよ。
7)市販品・既製品を活用できる規格サイズ感・設備にする(オーダーメイドにこだわらない)
オーダーメイドにこだわらず、市販品・既製品を活用できるサイズ感・設備にすることも、注文住宅の値引き・費用の節約になります。つまり、オーダーメイドにこだわらないサイズ感にすること。
具体例をひとつ出すと、「窓」ですね。大きな窓の方が明るいかもと大きすぎる窓をオーダーメイドして、リビングに設置する方がいますが、よほどのこだわりがなければ標準サイズの窓で十分です。大きすぎる窓の場合、断熱性も下がるので、冬の室内の寒さの原因にもなります。
また、標準サイズの窓にすることで、カーテンもカーテン屋さんの既製品が設置できるので、カーテン代金も安く済むというダブルの値引き効果。
結構、窓に関してはどの工務店・ハウスメーカーさんも施主の希望・意見を取り入れることが多いので、どのサイズがいいですか?と聞かれたら、
既製カーテンは幅100×丈135cm、幅100×丈178cm、幅100×丈200cmの3サイズ
が一般的なので、希望の注文住宅を値引きしたい方は、この3サイズを基準に、窓は選んでみてください。
他にも、クローゼット、室内のドアなど、オーダーメイドにこだわらず標準仕様のサイズを選ぶと、無駄な費用がかかりません。
【裏技】注文住宅を大幅に値引きするには高さを○○メートルに指定
最後に、注文住宅を値引きする裏技のひとつに、「天井までの高さを、使用する木材の大きさそのままにしてもらう」という裏技があります。先ほどの値引き方法で話した、規格サイズ感にも関連します。
具体的にいうと「注文住宅の天井までの高さを2.4メートルにすると、一番コストパフォーマンスが良い(安くなる)」です。
建築木材の資材は、基本的に2.4メートルの高さを標準で卸されるため、施主がオリジナリティーを出して、天井を高くしたり、低くしたりと指定すると、資材の長さをカットしてもらったり、別注したりするため、その分木材費用が高くなります。
しかし、鉄骨住宅や鉄筋コンクリート住宅、木造でもテクノストラクチャーの場合ですと、住宅会社によって床から天井までの高さの標準の高さが決まっているため、天井までの高さを2.4メートルにした場合が一番安いかどうか、各住宅会社に確認をおねがいします。
また、標準の間取りが決まっている住宅会社の場合は、間取りの壁の位置をずらさなければ、会社が大量注文する木材をそのまま使用できるため、費用が安く済むケースが多いため、こちらの裏技もぜひご活用下さい。
まとめ
まとめです。この記事では、私達が注文住宅で850万値引きに成功した7つの方法と、さらに値引きを成功させるための裏技2つをご紹介しました。
注文住宅の値引き交渉は、間違ってしまうと、住宅会社と関係が悪化したり、施主側からは見えない部分(家の構造部分の木材などの資材)のランクをケチって、家の品質を下げられてしまうリスクがあります。あくまで値引きは、住宅会社や営業の善意の部分があるので、駆け引きを施主側が強引に行わないように注意してください。
特に担当営業さんによって、値引きの持っている額が違うので、営業ガチャの面も大きいです。
今回ご紹介した値引き方法は、施主側にも住宅会社にもデメリットなく採用できる、値引き方法です。ぜひご活用ください。
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